大失敗したバレンタインだったけどホワイトデーに奇跡が起こった話

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 私は、昔から明るい性格で人を笑わせることが大好きでした。クラスのお調子者という立ち位置で、いじられ役も率先して引き受けてきました。ですが、実は本当は乙女チックなものが大好きで、恋愛にも人一倍興味がありました。クラスの女の子が雑誌や恋愛の話で盛り上がっていても、私なんかがオシャレや恋愛に興味があるなんて何となく恥ずかしくてカミングアウトすることができずにいました。中学、高校と本当は彼氏を作ってラブラブな生活を送りたかったけど、それが叶うことはなかったのです。

 そんな私にも大学生になった時、気になる彼ができました。それまでももちろんいいなと思う異性はいたんですが、一歩踏み出せずにいました。ですが、その彼とは自分からアクションを起こしてリアルに恋人になりたいと考えていました。入学した時から気になっていたのですが、なかなかチャンスが来ずバレンタインに告白することにしました。”

 大学生になったといっても、私の基本的なスペックは変わっておらず、基本的にはお調子者枠でした。見た目には気を使い始めましたが、マスコット的なキャラは変えられずにいたと思います。気になる彼にも、たぶん友達とか妹のような感覚で思われているんだろうなというのは感じていました。グループで仲が良かったので、私がバレンタインに気持ちを伝えることでグループの関係が壊れてしまうことも怖かったです。

今回、今までと違ったのは友人が応援してくれたことです。中高時代は、自分が恋愛に興味があるということを友人に伝えられませんでした。ですが、大学生になってから、勇気を出して友人には好きな人がいることを伝えていました。若干、面白がられているきらいはありましたが、友人たちは温かく応援をしてくれていたので心強かったです。”

 運命のバレンタインデーの日、すでに彼氏がいる友人とチョコレートケーキを作りました。きれいにラッピングして彼を呼び出したのはいいですが、生まれて初めてのバレンタインのプレゼントがケーキというのもやりすぎかなとか、やっぱり今のままのポジションを守る方がいいかなとか色々考えてしまい、なかなか渡す勇気が出ませんでした。そして、最悪なことに告白はせずにチョコレートケーキだけ渡してしまいました。彼は当然、義理チョコだと思って、あっけなく帰ってしまいました。私の一世一代の舞台になるはずでしたが、自分の意気地がないせいであっけなく終わってしまいました。

 それから、一か月後のホワイトデーのことです。バレンタインにケーキを渡した後もいつもと変わらない様子の彼だったので、やはり義理チョコと思われてしまったと落ち込んでいました。ホワイトデーも小さな箱をぽんと渡されたので、マシュマロでも入っているのかなと自分が失敗したくせに涙が出てきました。ところが、その小箱を開けてみると、きれいなネックレスが入っていたんです。義理チョコのお返しにしてはやりすぎだと彼に連絡した所、なんと告白をされました。

 実は、友人たちがバレンタインのチョコレートケーキは本命チョコだったと伝えてくれて、彼も一か月考えて私と付き合ってみたいと思ってくれたようです。こうして、無事に初彼氏をゲットすることができました。初めての交際は、わからないことも多くて悩むこともありますが、周りの人たちに支えらながら幸せな毎日を送っています。ダメもとでも、バレンタインに頑張ってよかったです。”

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