バレンタインに親孝行?母親思いの彼からホワイトデーに思わぬサプライズ

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 私のバレンタインとホワイトデーの思い出を紹介します。

ずっと出会いが少なく恋愛の経験も少なかった私は、20代半ばの頃に一度だけ遠距離恋愛の経験がありました。知人の紹介で知り合った彼とは高速道路に乗っても片道2時間以上かかる距離で、お互いに仕事が忙しかったために、会うのも月に2回くらいでした。

彼は都会に住み、私は地方で住んでいたので、私の方が遊びのスポットを求めて彼に会いに行くことが多かったです。私は運転免許を持っていたものの長距離運転ができず、高速バスで会いに行くことがほとんどでした。いつもなら何も支障はありませんが、不便に感じたのがバレンタインデーです。手作りのチョコを持って行きたかったけど、2時間のバス移動では箱の中で揺れないかなどが心配になり、結局はデパートで買ったチョコを持っていくことにしました。

「チョコは手作りじゃなければ味気ないかもしれない」と思い、何かプレゼントを添えようかと考えました。しかし、まだ付き合いが浅く彼の好みがよくわからなかったため、プレゼントを買うこともできません。その時、彼を紹介してくれた知人からは「彼は一人息子で父親を亡くしているので、母親を大事にしてあげてほしい」と言われていたことを思い出しました。彼に会いに行く時には必ず家に立ち寄っていたので、「チョコと一緒にお母さんに喜んでもらえるものを」と思い、婦人服を買いプレゼントをしました。

母親を大切にしている彼は、自分へのプレゼントよりも母親へのプレゼントを喜んでくれました。実は彼はチョコもあまり好きではなく、そのため持っていったチョコもその場で開けて、お母さんと2人で仲良く食べることになりました。

元々女性との付き合いが苦手な彼にとっては、親を大切にしてくれることが何よりのプレゼントになったようです。ホワイトデーのお返しはあまり期待していませんでしたが、翌月になって彼の方が母親と一緒に私のところに来てくれました。そこには、彼を紹介してくれた人や彼の親戚の人なども一緒でした。

みんなと一緒に車で出かけた先は、地元の宝石店。実は、ホワイトデーに合わせて婚約指輪を買いに行くということになっていたのです。私は、思わぬサプライズに驚きました。私も男性への心配りは苦手で何をしても喜んでくれないと思っていましたが、親への心配りが好感を持ってもらえたようでした。今では、結婚して彼の母と一緒に暮らしています。

 たとえ恋愛に不器用でも、バレンタインがキッカケとなって、ハッピーエンドになることもあるのだと実感しました。

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